ちどりのほんとにすぐ目の前に広がる、名勝“笹川流れ”。国の名勝および天然記念物に指定されている地域で、日本百景のひとつに選定されています。奇岩礁と白い砂浜が交互に続く美しい景色が魅力です。
笹川流れは全長約11kmの海岸線で、1972年に国の名勝および天然記念物に指定されました。海岸線には数多くの奇岩や洞穴などがあり、観光遊覧船に乗って海の上から眺めるのが人気です。
かの文人、頼三樹三郎は「海府遊記」のなかで、
『 松島はこの美麗ありて此の奇抜なし 男鹿もこの奇抜ありて此の美麗なし 』
と、「松島」と「男鹿(秋田県男鹿半島)」の景観を併せ持ったところだと賞賛し詩を読んでいるほどの美しい海岸線です。
海は全国でも有数の透明度を誇り、夏には海水浴やキャンプに訪れる人で賑わいます。また、笹川流れは夕日がきれいなところとしても有名で、夕暮れ時の真っ赤に染まった地平線には目を奪われます。
実際に観るのが一番ですが、少しだけ有名な奇岩を紹介します。まだまだ沢山の魅力がある笹川流れに、是非一度足を運んでみてください。
鷹や隼が岩の切れ目、松のこずえに巣を作った事から、「鷹巣岩(たかのすいわ)」と名付けられました。
恐竜が、海に首を垂れている様な姿に似ている事から、「恐竜岩」と名付けられました。
大きな眼鏡の様に岩に2つの穴が開いている事から「めがね岩」と名づけられましたが、昭和39年の新潟地震の際に片方の穴が崩れ落ちて、今の形になりました。
大きなライオンが片足を上げて頭を持ち上げたような姿に似ている事から、「雄獅子岩」と名付けられました。
源義経公がこの岩を見ながらニタリニタリと笑ってしまった事から、「ニタリ岩」と名付けられました。
ちどりや桑川港のお隣にある岩です。海での安全を祈願する神聖な岩です。
笹川流れの玄関口、南端に位置しています。天に聳える雄大な岩山です。
- 春 -はる-
- ちどりから少し足を延ばせば美しい桜並木が。春には沢山の桜の花が咲き誇ります。海を見ながらのお花見はいつもと違った楽しさがありますよ。
- 夏 -なつ-
- 笹川流れが一番賑わう季節が夏です。真っ青な空が印象的で「粟島」がとてもきれいに見えます。※写真奥の島
- 秋 -あき-
- 秋の空にはうろこ雲。真っ赤に染まった夕日が雲を照らすとなんともいえない美しい色に変わります。
- 冬 -ふゆ-
- 冬の日本海は太平洋に比べて荒れます。荒海で育った魚介類はとてもおいしくなるんです。ちどりのお料理はそんな海で獲れた魚や貝をふんだんに使っていますので、食べてみてください。